トウモロコシほど品種改良が進んでいるものはありません。

 

コーンの生産量はアメリカが世界一ですが、日本のトウモロコシとは

 

全く別物といってもいいくらい違います。アメリカのコーンは、一粒一粒の

 

皮がかたくてあまり甘くなく、ポップコーンや飼料に適していますが、日本の

 

トウモロコシは、より甘く、より柔らかくといった改良をし続けられているのです。

 

そうして生まれた、現在の主要品種が「味来（みらい）」。この「味来」のほか

 

「恵味（めぐみ）」「サニーショコラ」「ゴールドラッシュ」などトウモロコシの品種

 

は多数あります。

 

栄養

 

トウモロコシは、便秘の改善や大腸ガンの予防に役立つ食物繊維をセロリ、

 

フキなどより多く含んでいます。また、胚芽の部分には、ビタミンＢ1，Ｂ、Ｅ

 

なだが豊富。特にビタミンＥはビタミンのなかで最も強い抗酸化作用を持ち、

 

冷え性や肩こり、更年期障害に効くと言われている栄養素です。そして胚芽には

 

コレステロール値や血圧をさげる働きがあるというリノール酸がたっぷり含まれている。

 

実をとるときは手でむしりとるようにして胚芽部分まで食べるようにしましょう。